今日のダーウィンが来た!は、
スリランカの猿の社会について。
副題に「就活物語」と付いているとおり、
オス猿たちは、より多くの餌が貰える群れに
入ろうとしていきます。
「なんか見たことある光景…」
というのもたくさんありました(^^;)。
しかし!
会社員を10年以上やっている私から見ると
正直
「この会社(組織)は弱いな…」
と思うことばかりでした!
スリランカ猿の社会事情
基本はピラミッド構造。
頂点を「αサル」。
そこから、メスはメスのピラミッド。
オスはオスのピラミッドになっています。
さらに、その下には就活性…
もとい新しく入ってくるオスがいます。
この新規参入のオスたち。
なんと群れの中の子ザルよりも地位が低いのです!
それもそのはず。
子ザルたちのほとんどは、αオスの子どもたち。
会社に例えれば社長の息子!
あるいは殿様の息子=若様です!
新規参入には非常に厳しい世界ですね(^^;)。
スリランカ猿の社会が弱い理由
パッと見て、2つの理由が思いつきました。
いびつな人口構造
群れの子どもはほとんどがボスの子どもです。
「強いオスの子どもをたくさん残す」
この思想は分からないでもないですが、
極論してしまうと、
「すべての子どもの遺伝子が半分は同じ」
となってしまいます。
「多様性により様々な環境変化に対応する」
という交配の思想から離れている気がしてなりません…。
特定の病気にだけ弱い遺伝子、があったとしたら
あっというまに壊滅状態になる可能性が…。
人間性悪説まんまの行動
頂点は「αサル」です。
群れの他のサル達は幹部や一般社員、
といったところでしょうか。
新規参入のオスたちは
まず「αサル」に認められるために
組織に貢献をアピールします。
見張りをしたり、先輩に毛づくろいしたり…。
その中で、「若のお世話」もアピールポイントなのですが…。
要領の良いサルは、
評価監督である「αサル」が居なくなると、
若のお世話をサボるんですよね(^^;)。
要領に良いサル=評価される
だと、群れとしての強さが上がりにくいのでは?
αサルは数字の管理もしてなさそうなので、
ごまかし放題になりそうです(-_-;)。
そんな組織がどうなるか。
すでに人間社会にはたくさんの例がありますね(^^;)。
ちなみに
「要領が悪いけど真面目なサル」
も存在してました。
最後は彼が報われた!
というストーリー構成は励みになりますね(^^)。
人間社会は意外と強かった!
「人は過ちを繰り返す…」
みたいな、人間ダメダメ思想をけっこう耳にします。
でも他の動物の社会を見てみると、
「その道は我々が1000年以上前に通った道だ!」
というようなことがたくさんありますね。
(根絶したわけではないですがorz)
人のふり見て我が振り直せ、
ではないですが、
改善を繰り返せるのは
人間の最大の武器だと思います。
この武器、有効活用しない手はありませんね!